火災報知機には「強く押す」ボタンがついているが、実際にボタンを押した人はそう多くはないはず。能美防災に取材に行ったデイリーポータルZの記事によると、実はこの火災報知機のボタン、実際に押す際にはかなりの力が必要なのだそうだ。通常、火災報知機を作動させるには、約2kg(20ニュートン)以上の力が必要だという。醤油のペットボトルをつぶして捨てるときくらいの指の力がいるとのこと(デイリーポータルZ、動画)。
このボタンを押すことで、火災の発生を知らせる信号が送られ、非常放送や他の防災機器が自動的に起動。また、火災報知機のベルは一度止めても一定時間経過すると再び鳴る仕様であるという。これは「地区音響の再鳴動」として消防法で定められている動作で、重要な警報を確実に伝えるために設けられているのだそうだ。このシステムは目覚まし時計のスヌーズ機能と似ており、目立つボタンを押しても完全には止まらないような仕様になっているとのこと。
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Source: スラッシュドット