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Tesla、ブレーキフルードレベル低下を適切に警告しないModel Xの一部をリコール

headless 曰く、

TeslaがModel Xの一部でブレーキフルードレベルを検出するコントローラーに適切な閾値の範囲が設定されていなかったとして、米国家運輸安全委員会(NHTSA)にリコールを報告している
(Tesla のサポート記事
The Register の記事
リコール報告書: PDF)。

対象となるのは 2021 年 2 月 11 日 ~ 2023 年 9 月 27 日に製造された 2021 年式 ~ 2023 年式の Tesla Model X 最大 54,676 台。影響を受けるコントローラーはブレーキフルードレベルの低下を正しく表示せず、事故のリスクが高まるという。これにより、ブレーキフルードレベル低下の警告を義務付けた FMVSS 135 S5.5.4 の要件を満たさないとしてリコール報告に至った。

この問題を Tesla は 9 月 19 日に認識して調査を開始。9 月 27 日には問題点を特定し、調査の継続と並行して翌 28 日から修正版ソフトウェアのリリース 2023.32.7 を OTA で配信開始した。10 月 4 日には主原因と影響を受ける車両の特定とコンプライアンス評価を完了し、リコール報告を決定したとのこと。

FSD Beta ソフトウェアを使用していない車両についてはリリース 2023.32.7 以降のソフトウェアをインストールすれば問題が修正され、それ以上の対応は必要ない。FSD Beta を使用している車両については、次のソフトウェアアップデートに修正が含まれる。この問題について、Tesla は 10 月 10 日時点で事故や死傷者の報告を受けていないとのことだ。

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Source: スラッシュドット