愛知県豊田市では、イスラエルのITベンチャー・Utilisの技術を用いて、衛星画像データをAIで解析するシステムを利用した水道管の漏水調査が行われたそうだ。水道水とそうでない水はマイクロ波の反射の仕方が異なるという特性を利用しているとされる。2020年9月から21年4月にかけて市内の556区域を調査した結果、154区域の259カ所で漏水を見つけたとしている。従来は約5年必要だった作業を約7か月にまで短縮できたという(ジャパン・トゥエンティワ、ITmedia)。
人工衛星からマイクロ波を照射して対象となる地域の画像データを取得。続いて反射で得られたマイクロ波の特性と取得した画像をUtilisが独自開発したAIで分析、それにより半径100mの範囲の漏水カ所を特定。そのデータを元にして水道管の敷設データを元にして実地調査を人の手で行ったとしている。
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Source: スラッシュドット