headless 曰く、
証明支援システムのCoqが新しい名称の検討を4月から進めているそうだ(The Registerの記事、 GitHubのプロジェクトページ)。
Coqという名称はフランス語の雄鶏や料理人を指す単語のほか、CoC(Calculus of Constructions)や最初の開発者の一人であるThierry Coquand氏からとったものだ。英語で雄鶏を示す単語「cock」と発音も同様だが、この単語が男性器を指す言葉としても使われることから、ユーザーが気まずい思いをすることもあるようだ。
現在のところ、Coqの名称はそのままに発音を変える(シーオーキュー/コーク/クック)ものや、フランス語であることを強調(Le Coqなど)するもの、文字を追加して長くする(Coqpit/PeaCoq/Coquandなど)もの、鶏や開発者にちなんだCoqとは異なる名称(Gallo/Poussin/Thierryなど)が代替案として検討されている。
ただし、発音の変更やCoqを含む長い名前の場合、結局「Coq」と呼ばれ続けてしまう可能性もある。また、Coqをフランス語でスペルアウトした発音(セオキュ)があまりよくないことや、「Le」がミームなどで非フランス語話者がフランス語風の表現を作るステレオタイプ的表現である点も指摘されている。
なお、プロジェクトは引き続き代替案や意見を募集しているが、今回The Registerの記事でCoqを初めて知った人の意見は役に立たないので口を出さないでほしいとのこと。スラドは特にそのような制約はないので、自由にコメントしてほしい。
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Source: スラッシュドット