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実は『テレビ離れ』してなかった、画面利用時間は5年前と同じ。 レグザが実データ公開

TVS REGZAは2日、2023年のテレビ市場に関するセミナーで、「テレビ離れ」についての報道が実際には事実でないと説明した。同社は、全国300万台の視聴データをもとに、日の平均テレビ画面利用時間は2022年で6.6時間で、テレビ画面の利用時間が5年前と同じであると説明した(AV Watch)。

ただ、テレビの利用時間は5年前と変わらない一方、テレビでのネット動画視聴時間は増加傾向にある。2020年4月の時点では1日平均70分程度だったものが、2023年8月のデータでは、1日平均98分もテレビでネット動画を観るようになり、テレビ視聴スタイルの変化は顕著になってきているという。

また録画離れについても言及があった。1日のテレビ利用時間6.6時間の中から、「録画(通常/タイムシフト)」と「ネット動画視聴」の2項目を抜き出したところ、タイムシフトマシンのないモデルのユーザーは、テレビ番組の視聴が大きく減少している一方で、タイムシフトマシンのあるモデルのユーザーは、ネット動画と同じくらい、テレビ番組を楽しむ傾向があり、結果的にテレビの総視聴時間が伸びているという。

なおテレビのハード本体に関しては、近年、50型以上の大画面テレビの需要が増加しており、レグザでは特に65型サイズの出荷量が倍増、大画面テレビの需要が高まっているという。

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Source: スラッシュドット