江戸時代初期から続く大津祭の10月8日に予定されていた本祭で、曳山から沿道にちまきを投げる「ちまき撒き」が禁止されることなったそうだ。大津祭はコロナ禍もあって4年ぶりに通常開催される。当初、13基の曳山が巡行し、ちまきが観客や町家の窓に向けて投げられる予定だった(読売新聞、NHK)。
読売新聞の記事によれば、滋賀県警の指摘によるものだという。曰く、県警は曳山を「軽車両」とみなしており、道路交通法違反の可能性があると懸念しており、雑踏事故の未然防止を目的としてこの措置を取ったとしている。以前、京都の祇園祭でもちまき撒きが行われていたが、1982年の事故を受けて中止されている。大津祭も同様に伝統を守るためにまとめて投げないなどのルールを設けてきた。
しかし、全国的には祭りでの事故は後を絶たないとされる。大津祭の曳山巡行には10万人以上が集まること、また2022年には韓国で約150人が死亡した雑踏事故が起きたことから、滋賀県警は警戒を強めていることも指摘の背景にあったとみられている。
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Source: スラッシュドット