ブロックチェーン分析サービス「Chainalysis」は7日、2020年にビットコイン(Bitcoin)で利益を得た25か国のランキングを発表した。このデータによると、米国人は昨年中に他のどの国よりもビットコインを利用していたという。暗号資産の価格が1万ドル未満から2万9000ドルにまで急騰した結果、米国人は41億ドルの利益を上げたとしている(Chainalysis、New York Post)。
続いて利益を上げていたのは中国で11億ドル。3位には意外なことに日本で9億ドルの収益を上げていたという。4位は英国(0.8億ドル)、5位はロシア(0.6億ドル)、以下ドイツ、フランス、スペイン、韓国、ウクライナと続く。
Chainalysisの分析では、従来の経済指標でのランキングと比較すると、低中所得国のランキング入りが目立つという。ベトナムが好例でChainalysisが行っている告別の暗号資産の導入率を示すGlobal Cryptocurrency Adoption Index[PDF]でベトナムは10位に付けている。ベトナムは2020年のビットコインの投資利益で13位となる3億5100万ドルの収益を上げた。オーストラリア、サウジアラビア、ベルギーなどの伝統的な経済指標を持つ国を上回っている。同様の傾向はそのほかの低中所得国でも見られるとのこと。
| 暗号
| お金
|
関連ストーリー:
エルサルバドル、世界で初めてビットコインを法定通貨とする法案提出へ
2021年06月07日
ビットコインの取引単位を「サトシ」に変更しようという提案が出る
2021年05月14日
暗号資産「Chia」のマイニング需要増加で、今度はHDDやSSDが品薄になる可能性
2021年04月21日
ビットコインが過去最高値を更新。しかし電力消費量はGoogle全体の10倍に
2021年04月15日
Twitterの最初のツイートが約2億1800万円で落札
2021年03月24日
Mastercardが暗号資産での決済に対応と発表。2021年中には
2021年02月16日
Source: スラッシュドット