COVID-19感染拡大により注目度が高くなったマスクだが、政府がそのマスクについて、日本産業規格(JIS)を定める方針であるという。昨年は品不足から海外製品の輸入が急増するなどしたが、マスクの品質に関する公的な規格が整備されていなかったという。NHKの報道によれば飛沫や微粒子、花粉などのいずれか一つを95%以上遮断することなどが要件となる。こうした飛沫の防止効果や通気性などで要件を満たせば材料や形状は問わないとしている(NHK)。
追記:正式に発表された。
厚生労働省は16日、日本産業規格(JIS T 9001及びJIS T 9002)を制定したと発表した。新たに発表されたのは医療用・一般用マスクの規格である「JIS T 9001」と医療従事者向けマスクについての規格「JIS T 9002」。認証の申請受付は6月22日からとなっているため、JIS規格に準拠したマスクが出回るのはしばらく先になると見られている(厚生労働省、経済産業省、日本衛生材料工業連合会、INTERNET Watch)。
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Source: スラッシュドット