デジタル庁は5日、音楽フェスやスポーツイベントでの入場や酒類販売にマイナンバーカードを利用する実証実験を9月中旬から開始すると発表した。ぴあとドリームインキュベータに、現在調整中の事業者を加えた3事業者のイベントと連携するという(日経新聞、ケータイ Watch)。
実験の目的は、マイナンバーカードの利用を行政以外の領域に拡大し、普及を促進することにある。具体的には、特設エリアへの入場時の本人確認などに用いたり、会場での酒類販売時に成人の判断にもマイナンバーカードを使用する。さらに、チケットの不正転売を防止するための実験も検討されており、目視で判別できる1次販売チケットと2次流通チケットを用意、予定変更などの事情が生じた際にチケットを転売できる2次流通サイトを整備するという。
同サイトで転売する場合、転売者と購入者の双方に対し、マイナンバーカードによる本人確認を求める。また、購入者の会場入場時にも、マイナンバーカードによる本人確認が実施されるとしている。
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Source: スラッシュドット