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「万博の工事には手を出さない方がいい。やけど程度では済まない」

東洋経済オンラインの記事によると、お盆休み前の忙しい時期の8月7日、中堅ゼネコンの幹部は、2025年大阪・関西万博の建設業者向けに開催された説明会に参加させられたという。この説明会は、海外パビリオンの建設が遅れているため、建設への協力を呼びかけるために行われたものだという(東洋経済オンライン)。

説明会には100以上の建設業者が参加したが、ゼネコン関係者の多くは「儲からないであろう仕事に、社員や職人をつっこむわけにはいかない」と海外パビリオンの工事に否定的な意見を持っているようだ。参加国が自ら費用を負担して自由に設計・建設するパビリオン「タイプA」について、「基本計画書」(設計図や工程表をまとめたもの)を大阪市に提出したのは9月4日時点で韓国、チェコ、モナコなど4か国しかないという。

このため運営側である万博協会は、箱型の建物を建てて引き渡す簡易なパビリオン「タイプX」を提案しているが、それに対する関心も建設業者からは薄いという。その理由となっているのが資材費と労働費の高騰。業界団体である日本建設業連合会によると、2023年7月の鋼材や生コンクリートなどの建設資材の物価は2021年1月と比較して26%上昇。現場で働く人の賃金は2020年度に比べて9%以上引き上げられているという。また、人員不足も深刻な問題で、加えて万博協会のスケジュール管理にも不満が出ているようだ。

nemui4 曰く、

未だに現地のインフラ設備も出来ていない様子

夢洲では、電気、ガス、水道などのインフラ整備も進んでいるとは言いがたい。現在は、関係各社が発電設備を持ち込んで、仮設の電力設備で対応している。ゼネコン関係者の間では、「日本中の発電機がすべて、夢洲に集められている」といった冗談がささやかれているほどだ。

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Source: スラッシュドット