あるAnonymous Coward 曰く、
冷凍庫の電源トラブル等で温度管理ができなかったCOVID-19ワクチンの接種を避けるため、埼玉県北本市が冷凍庫の温度を自動で監視するシステムを新たに導入した(NHKニュースの記事)。
今までは人手で頼っていた冷凍庫の温度監視を、カメラで1分ごとに撮影し専用のソフトで読み取ることで、職員による定期巡回が不要となり、異常発生時にはアラートメールが届く仕組みだという。
写真を見ると、LogicoolのWebカメラ?で冷凍庫のLEDを撮影しているようだ。ノートPCっぽいACアダプタも見えることから、見えないところにノートPCが隠れているのだろうか。カメラのドライバーがあればラズパイ等でもいけそうである。
みなさんの職場や自宅でも、ノートPC、ラズパイ、Arduino等で作った手作り感あふれる装置があると思うので、それをスラドで披露してほしい。
北本市が導入したシステムはパシフィックシステム(さいたま市)の「PARCS Suite WATCHER」というもので、Webカメラや環境センサーを接続したセンサーゲートウェイとサーバーで構成される。センサーゲートウェイとサーバーはおそらく同じハードウェアで、中身はRaspberry Pi 1~3のModel B(+)とみられる。価格は198,000円からとなっているが、北本市はパシフィックシステムから2022年2月28日まで無償貸与を受けるとのこと(プレスリリース、
動画)。
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Source: スラッシュドット