「たこ焼きの半径上限に関して」に関する論文がSNSで話題となっていたそうだ。この研究は、京都大学大学院理学研究科の橋本幸士教授とYouTubeチャンネル「ラムダ技術部」が共同で実施したもの(J-CAST ニュース 、たこ焼きの半径上限に関して[PDF]、物理学者と巨大たこ焼きを考察してみた[動画])。
きっかけは橋本教授が2014年に購入したたこ焼き機の性能に疑問を持ったことに起因する。24個を同時に焼けるはずが16個しかできなかったことから、妻の「このたこ焼き機めんどくさい、もっと大きいたこ焼きをなんで焼かへんのやろか」という言葉から大きなたこ焼きを焼く方法について考えるようになったそうだ。そしてたこ焼きの半径はなぜ2センチメートル以上のものがないのかというという問いに挑むようになったという。
橋本教授は、ジューシーでトロっとした食感を持つたこ焼きが得られる条件を定義し、この条件を満たしながら、どれだけ大きなたこ焼きを作れるかを考えたという。橋本教授の理論を検証したのは人気YouTuberの「ラムダ技術部」。最初に円形のたこ焼きを大きくしようとしたが、食感や形状が犠牲になることが判明。その後、橋本教授が提唱した扁平なたこ焼きの理論を検証したところ、トロトロの食感を保ちつつ大きなたこ焼きを焼くことに成功したとしている。
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Source: スラッシュドット