ガジェット

旅行をテーマにしたスパムメール、6割以上が詐欺目的

headless 曰く、

Bitdefender の調べによると、旅行をテーマにしたスパムメールの 6 割以上が詐欺を目的としたものだったそうだ
(Bitdefender のブログ記事
BetaNews の記事)。

調査を行った 5 月から 7 月の 3 か月間で受信した旅行スパムのうち、マーケティングを目的としたものは 38% にとどまり、残り 62% が詐欺を目的としていたという。旅行スパムの大陸別ターゲットは欧州 (42%) と北米 (40%)が多く、国別では米国 (39%) とアイルランド (16%) が多い。IP アドレスから判断した送信元でも米国 (40%) が最も多く、ロシア (12%) と英国 (7%) が続く。日本は旅行スパムのターゲットとして2%、送信元として1%を占めている。

旅行スパムでは件名に「free gift (無料プレゼント)」または「survey (アンケート)」「Southwest (航空会社名)」を含むものが多いが、これらはすべて景品詐欺だという。Southwest 以外でも「American Airlines」「United Airlines」「Ryanair」といった航空会社を名乗り、ギフトカードやバウチャー、アンケートに言及する旅行スパムはすべて景品詐欺とのこと。このほか、「Booking confirmations (予約確認)」といった件名も挙げられている。

Bitdefenderでは旅行スパムからデータやお金を守るため、以下のような5つのルールを紹介している。

  1. スパムはすべて無視し、リンクをクリックしたり添付ファイルをダウンロードしたりしない。メッセージが本物だと思う場合、その会社のウェブサイトをブラウザーで直接開いてキャンペーン等を確認する
  2. 本物と見間違うような偽ドメインが用いられていないか、URLを確認する
  3. 安全な支払方法を使用する。電信送金や暗号通貨、ギフトカードでの支払いを求められたら要注意
  4. 現実とは思えないようなお買い得情報や、現金やマイレージなどがもらえるとうたうアンケート調査に注意
  5. 悪意あるサイトや詐欺サイトへのリンクをブロック可能なセキュリティソリューションをインストールする

個人的には「Southwest」や「Booking confirmation」といった件名の旅行スパムをよく見かけるが、詐欺が 62% というのは意外と少ない気がする。スラドの皆さんはいかがだろうか。

すべて読む

| ITセクション

| 統計

| spam

| IT
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

ソニー銀行などのフィッシングメール増加。バンダイチャンネルのメールがフィッシングを疑われる
2023年02月17日

AOLに訴えられたスパムメール王、2017年にカナダで亡くなっていた
2020年11月13日

マルウエア「Emotet」を拡散させる攻撃メール、7月中旬から拡散再開を観測
2020年08月03日

新型コロナ関連の迷惑メールが大きく増加
2020年04月22日

Source: スラッシュドット