ディズニーがオーストラリアとニュージーランドでのDVDとBlu-rayディスクの販売を終了することが報じられている。ディズニーはラテンアメリカと一部のアジア市場でも既にDVDとBlu-rayディスクの販売を終了ずみ。今後は全世界で物理メディアの廃止を検討している可能性もある。ディズニーは廃止の理由として売上の減少を挙げている(Forbes JAPAN、シネフィルDVDのツイート)。
デジタル・エンタテインメント・グループ(DEG)のレポートによると、2022年の米国におけるDVDとBlu-rayディスクの販売額は推定15億8000万ドル(約2260億円)で、2021年の19億7000万ドルから20%近く減少しているという。ディスクのレンタルに関しても、2021年の6億270万ドルから22年は5億240万ドルに減少した。4K対応のBlu-rayディスクに関しては売上の増加しているものの、物理メディア全体の落ち込みを埋め合わせるほどではないという。
また先日話題となった、全米脚本家組合(WGA)と全米俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキなども物理メディアからの撤退が進んでいることに影響しているという。2007年から2008年にかけて実施されたWGAのストライキでは、テレビドラマのDVD化作品のロイヤリティの支払いも争点の一つだったとしている。
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Source: スラッシュドット