Digital Camera Worldの記事によると、最近のデジタルカメラの画質(センサーの性能)はほとんど進化がないのだそうだ。スチルの画質だけを考慮した場合、2017年に発売された古いカメラであるD850とα7R IIIは最新のカメラとほぼ同じDxOMarkスコアを達成しているという。それ以降に発売された新型カメラも大きな画質の向上は見られず、解像力以外の面ではほとんど進化していないとされる(Digital Camera World、デジカメinfo)。
センサー性能の停滞は10〜15年前と比較すると顕著で、以前は高感度性能やダイナミックレンジが世代ごとに改善されていたが、近年ではスチルの画質においてはほとんど進化が見られなくなっている。このためメーカーは、連写速度や動画性能などを重視するように変化してきているとされる。
また、2017年頃をセンサー性能のピークとみなした場合、この頃とほぼ同時期にスマートフォンの高画質化が進んでおり、スマートフォンが主要な写真撮影デバイスとして使用されていることから、センサー技術の向上がスマートフォン分野に注力される傾向にあるとしている。
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Source: スラッシュドット