AMDは1日に4-6月期(第2四半期)の決算を発表した。売上高と純利益が前年同期比で減少し、純利益は94%減少した。データセンター向けの売上も11.1%減少、コンシューマ向けは53.6%減少したが、前期と比べると減少幅は縮小しているという。一方で、リサ・スーCEOは、AI関連事業がこの四半期で7倍以上に成長したと述べ、AI製品の増産を示唆した。数字的にはあまり良くないように見えるが、決算発表の内容がアナリストの予想平均よりも良かったことから、当日のAMDの株価は時間外取引で約3.5%上昇したという(ロイター、Bloomberg、テレ東BIZ、株探ニュース)。
その上でAMDは、NVIDIAに対抗できるAI向け半導体「MI300」を投入する計画を明らかにした。同社はNVIDIAやIntelとは異なり、まだ中国市場に特化した製品をまだ生産していない状況にある。同社は中国のAI市場に商機を見出しているとされ、中国向けの製品開発に取り組む方針を示した。BloombergによるとAMDは、MI300の売上高を含むデータセンター事業の2023年売上高が、2022年の60億4000万ドルを上回ると予想している模様。
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Source: スラッシュドット