headless 曰く、
米メキシカンレストランチェーン Chipotle Mexican Grill がアボカドの下処理を自動化する「Autocado」のプロトタイプをテストしているそうだ
(プレスリリース、
開発元 Vebu の Autocado 紹介記事、
FOODBEAST の記事)。Autocado は人間と同じ空間で作業可能な協働ロボット (cobot) で、食品業界向けの自動化ソリューションを開発する Vebu と共同で開発したものだという。人間のスタッフは 1 ケース分のアボカドを Autocado に投入し、サイズ設定を選ぶ。Autocado には最大 25 ポンド (約 11 kg) のアボカドを一度に投入できるという。Autocado は投入されたアボカドを 1 個ずつ取り出して半分に切り、種を抜いて皮を外す処理を自動で行う。あとは果肉だけになったアボカドを人間のスタッフが取り出し、マッシュして他の材料を混ぜるだけでワカモーレが完成する。
Autocado は下処理専門に割り当てられたスタッフが 50 分ほど要する作業を 30 分以内で完了するといい、最終的にはワカモーレの用意時間を 50% に短縮することを目指すという。また、Chipotle では米国・カナダ・欧州の店舗で今年 1 年間に 1 億ポンド以上のアボカドを使用する見込みで、加工精度を高めることで取り出せる果肉量を増やすことも目指す。Autocado の開発に成功して幅広く使われるようになれば年間で数百万ドルの食材コストを削減できるとのことだ。
Chipotle が調理補助ロボットをテスト導入するのは Autocado が初めてではなく、AI を使用してトルティーヤチップを作るという Miso Roboticsの「Chippy」を昨年からテストしている。
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Source: スラッシュドット