三重県で5月に虐待の疑いがある女児が一時保護されずに死亡した事件が発生した。児童相談所は一時保護の判断にAIの「保護率39%」を参考にして総合的に判断したという内容が話題となっているようだ。三重県の児童相談所は、職員の不足を解消するために3年前にAIを導入し、業務の効率化を図っていたという。このシステムでは、過去のケースをデータベースとして利用し、特定の子どもの一時保護を検討する際に、類似したケースの保護率を表示する仕組み(STV、毎日新聞、朝日新聞)。
先の事件では、母親から虐待されている疑いのある4歳の女児を一時保護するかどうか判断する際、AIに尋ねて出た値が「保護率39%」だったという。約4割に相当する39%は、高いとも低いとも言えない数字だが、今回の事例では母親が児相の支援や指導に応じる姿勢があったという点などから、総合的に考えて保護を見送ったとしている。
他の自治体でも人手不足からAIの活用を模索しているとされる。その一方で過去の事例の詳細なデータ入力といった労働コストも必要であり、時間的な制約や別の意味での危険性の問題も存在するとの指摘もあるようだ。
maia 曰く、
三重県で4歳の娘への傷害致死容疑で母親が逮捕されたが、県はAI評価の「保護率39%」を参考に一時保護を見送り、在宅での定期見守りとしていたという。
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Source: スラッシュドット