一部の撮り鉄による迷惑行為が社会問題となっている。ENCOUNTの記事ではこの問題に関して、鉄道系YouTuberのReo氏にその心理を聞く記事を掲載している(ENCOUNT)。
そのReo氏曰く、撮り鉄と鉄道写真家は異なる存在なのだそうだ。鉄道写真家は芸術的な楽しみ方を追求する一方、撮り鉄は正確な構図を再現するスポーツのような楽しみ方を追求するという。撮り鉄が同じ場所で同じ写真を撮りたがるのは、そこで最高のポイントを得ることができるからだという。鉄道は速く走るため、最高ポイントの瞬間を捉えることは難しいが、それを達成した時の快感は他のスポーツでの成功体験に似ており、多くの人が魅了されるらしい。
撮り鉄の迷惑行為は社会問題化しつつあるが、Reo氏は若年化による承認欲求の問題がその背景にあると分析している。現在の撮り鉄のほとんどは中高生で、安価なカメラの普及とともに趣味が身近になったため、承認欲求を満たすために行動することが多いという。また社会のルールやマナーについて知識が不足しており、鉄道文化よりもSNSでの承認を求める傾向があるとしている。
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Source: スラッシュドット