英フィナンシャル・タイムズなどの報道によると、Appleが先月発表したARヘッドセット「Vision Pro」の生産計画が大幅に引き下げられる見通しだという。Appleの当初の計画では初年度に100万台のヘッドセットを販売する予定だったが、2024年の生産台数は40万台以下に削減される見込みになったとのこと。ヘッドセットの複雑なデザインと生産の困難さが、目標が下方修正された理由とされる(ロイター、Bloomberg)。
中国にあるVision Proの部品生産担当サプライヤー2社は、最初の年の分に関しては、13万~15万台分しか求められていないと話しているようだ。また、マイクロOLEDディスプレーの製造に関しても、欠陥のない製品の歩留まりの低さに悩まされているという。この結果、より手ごろな価格のバージョンを投入する計画に関しても先送りを余儀なくされているとしている。
| アップル
|
関連ストーリー:
Apple初のARヘッドセット「Vision Pro」は「空間コンピュータ」
2023年06月06日
Source: スラッシュドット