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かつて「常温核融合」と呼ばれた技術を利用した産業用加熱装置

ベンチャー企業であるクリーンプラネットは、原子核変換に伴う熱の放出を利用した産業用加熱装置の製品化を目指している。同社は現在、量産を前提としたプロトタイプの製作を行い、実証試験を進めているという。2023年までに川崎市にパイロットプラントを建設、量産体制を整える計画(日経クロステック)。

同社は2012年に設立され「量子水素エネルギー(QHe)」の実用化に取り組んできた。QHeは、ナノサイズのニッケルベースの複合金属材料に水素を吸蔵させて加熱することで、投入した以上の熱を生み出す技術でクリーンプラネットが独自に使っている用語だという。この技術は、国際的なプロジェクトである熱核融合実験炉「ITER」の原理と基本的に同じだそう。現状のエネルギー密度は核融合の理論値より2桁下まで到達しており、水素燃焼による化学反応と比較すると1万倍という膨大なエネルギーを生み出せるらしい。

あるAnonymous Coward 曰く、

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記事の末尾に “量子水素エネルギーを含む凝縮系核反応は、かつて「常温核融合(Cold Fusion)」と呼ばれた” とある

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Source: スラッシュドット