オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は23日、「毎晩、歯磨きをしている5分間だけでもいい」として、サイバーセキュリティ対策のために、毎日1回スマートフォンの電源を切って再起動するよう国民に呼びかけているという。電源を切ることで、バックグラウンドで実行される悪意のあるアプリやプロセスを閉じ、リスクを最小限に抑える効果があるのだという(The Guardian、iPhone Mania)。
同様の呼びかけは2020年に米国家安全保障局(NSA)がおこなっている。こちらは週に1度はスマートフォンの電源オフを呼びかけており、定期的な再起動はハッキング対策の一環になるとされている。一方で専門家は、スマートフォンの再起動だけで安心せずに、パスワードが盗まれないようにする、インストールするアプリに注意を払う、アプリが許可を要求する内容を確認する、といった一般的な対策も重要だと述べている。
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Source: スラッシュドット