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RNP 0.15.1、復号した鍵を保護せずに保存してしまう問題を修正

Thunderbird 78.8.1~78.10.1がインポートしたOpenPGP秘密鍵を暗号化せずに保存する問題でRNPの脆弱性(CVE-2021-33589)が発覚し、修正版のRNP 0.15.1がリリースされている(RNPのアドバイザリーThe Registerの記事)。

RNPの説明によれば、鍵を復号する2つの方法のうち、rnp_key_unlock が鍵の保護設定を上書きせず一時的に復号するのに対し、rnp_key_unprotect は鍵の保護設定を上書きするため、鍵のデータが保護されていない状態で保存される。しかし、RNP 0.15.1よりも前のバージョンでは、rnp_key_unprotect 実行後に rnp_key_protect を実行しても、鍵の保護状態が再設定されないのだという。RNP 0.15.1以降では、 rnp_key_unprotect で保護が解除された鍵を rnp_key_protectが再度保護する機能が実装されたとのこと。なお、ThunderbirdではRNPとは別にThunderbird 78.10.2で修正されているため、最新版にアップデートすればいい。

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Source: スラッシュドット