米食品医薬品局(FDA)が甲殻類アレルギーの人に対し、セミを食べないよう注意喚起している(FDAのツイート、 The Washington Postの記事、 NBC Newsの記事、 The Vergeの記事)。
米国東部では今年が17年周期で大量発生する周期ゼミ Brood Xの発生年となっており、セミを使った料理が注目されている。甲殻類に似た味と表現されることも多い昆虫だが、アレルゲンとしても甲殻類に近いようだ。国連食糧農業機関(FAO)では食料としての昆虫を食品安全性の観点でまとめた報告書(PDF)の中で、昆虫と甲殻類がともに節足動物であることから、昆虫の摂取によるアレルギーの発生リスクについてさらなる研究が必要だとしている。甲殻類アレルギーの人はアレルゲンの交差反応性により、昆虫を食べることでもアレルギー反応が出やすいとのこと。
個人的には甲殻類アレルギーの友人がおり、エビを食べて顔がパンパンに腫れたところを見たこともある。この友人はバッタの素揚げが好きで、食べても平気なようだが、人によってはアレルギー反応が起きる可能性もあるので注意すべきだろう。
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Source: スラッシュドット