NTT東西のフレッツ・光ネクストでは、IPv6網内で折り返し通信を行うことにより、遅延やパケットロスを減らすIPv6オプションが提供されているが、TRY AND ERRORのブログによると、最近になって地域や住所によっては輻輳が原因と思われるパケットロスや遅延が多発しているそうだ(TRY AND ERROR)。
記事の作者であるkt-yamaguchi氏が、東京都内でフレッツ光ネクストとフレッツ光クロス回線を利用した施設2か所、神奈川県内で同フレッツ光ネクスト1か所の拠点で24時間のトラフィックのロス率を測定した結果によると、東京都内のフレッツ光ネクストで終日に渡ってロスが発生していたそうだ。特に夕方~深夜にかけては0.1%から0.3%と大きくなっていたという。詳しくは元記事を見ていただきたいが、ほかのパターンよりもロスが大きかったとしている。
考えられる原因として、同ブログではフレッツ・光ネクストで取っているシェアドアクセス方式では、同じ芯線に収容されているユーザで特定の時間に同時に多くの通信(主に下り通信)が発生、輻輳が発生したのではないかとする仮説を立てている。フレッツ光トラフィックが大きく増加していることから、当面解消は難しいのではないかとしている。
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Source: スラッシュドット