Appleが修理業者向けに部品の販売などをしている「サードパーティー修理プログラム」に対し、参加した企業などから「まともに機能していない」とする批判が出ているという。同プログラムはスラドでも幾度か話題に取り上げている「修理する権利」の影響を受けて開始したものだが、業者が修理プログラムに参加できるようになるまで、案内では平均8週間とされているのに、実際には最大で6か月も待たされることもあるという(The Guardian、GIGAZINE)。
このほかにも、実際に修理を始めると、商売としてApple独自の修理サービスに対抗するのは「難しい」としている。具体的な理由としては、部品調達の遅さがある。修理業者は部品を事前に仕入れておくことで手早い修理を可能にしているが、ある修理業者によると、Appleは2022年6月以降に提出された約80件の部品調達申請を処理していないという。このため修理業者は、手早い修理の実施が現実的でなくなってしまったとしている。部品の調達費用も高額であるうえ、専門の窓口もないなどサポートの不透明さに関しても不満を漏らしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
Appleはやる気ゼロのようだ
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Source: スラッシュドット