総務省は5月28日に公表した「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン案[PDF]」で、10月1日から「SIMロック」を原則禁止する方針を明確にした(日経新聞、SankeiBiz)。これにより、キャリアによるSIMロック縛りは今後は難しくなると思われる。その一方、Twitterでは、キャリアがSIMロックに変わる新たな制限手法を編み出したとする指摘もある。
その指摘をしたskyblueさんのツイートによれば、5月28日に発売された「Xperia Ace II(SO-41B)」では、LTEではBand18/16、Band8、Band11に対応していない。これらの周波数帯はソフトバンクやauで使用されることから、同氏はSIMロックならぬバンドロック縛りだと指摘している。ただし、SO-41Bはドコモのみの専売品であること、実売2万円台の低価格モデルで低コスト化が求められる点などから、批判に当たらないのではとする意見もあるようだ。
| モバイル
| 携帯電話
|
関連ストーリー:
総務省、乗り換え後もキャリアメールを継続使用できるように求める。調査でも週1回以上の受信が67.7%
2021年03月02日
総務省はSoftBankの『IMEI制限』を問題視していないのか
2021年02月17日
総務省、携帯とスマホのSIMロックを原則解除へ。キャリアメールを継続利用の仕組みも
2021年01月29日
ドコモのSIMロック、購入時に条件を満たせば自動で解除へ
2020年08月20日
NTTドコモ、クレカ払いなら分割払い中でもSIMロックの解除が可能に
2020年02月21日
総務省の新たなSIMロック解除義務付け方針を受け、ソフトバンクとKDDIが端末のSIMロック解除ルールを変更
2019年10月02日
高市総務大臣、キャリアの「端末割引上限回避」を受けてSIMロック解除に関するルール変更に意欲を見せる
2019年09月24日
ソフトバンク、自社回線ユーザー以外にも端末を売ることで「端末割引きの2万円上限」を回避へ
2019年09月10日
総務省、光回線の2年縛りや携帯電話の音声高止まり問題への議論を本格化
2021年06月04日
Source: スラッシュドット