スウェーデン警察の National Operations Department (NOA) が 18 日、顧客情報を保存したコンピューターを押収するため、ヨーテボリにある Mullvad VPN のオフィスに令状を持ってきたそうだ
(Mullvad のブログ記事、
The Verge の記事、
Ghacks の記事)。
Mullvad では警察が探している情報が保存されていると考える理由はなく、一切の押収はスウェーデンの法律で違法だと主張。同社は No-logging ポリシーによりユーザーアクティビティを保存しておらず、支払いやサポートに関するデータを限定的に保存するのみだという。サービス提供の仕組みを説明した結果、警察は検事とも相談して何も押収せずに撤収。Mullvad は 14 年にわたって VPN サービスを提供しているが、令状を持った捜査機関が訪れるのは初めてとのことだ。
| ITセクション
| YRO
| インターネット
| プライバシ
|
関連ストーリー:
暗号メールサービス ProtonMail、IP アドレスのログを保存しないとの記述を公式サイトトップページから削除
2021年09月11日
保存されないはずの無料VPNアプリの個人情報が流出。被害者は2000万人以上におよぶ可能性
2020年07月21日
Webサイトブロッキングに反対するスウェーデンのISP、Webサイトブロッキングで当局の調査対象に
2018年12月31日
一切のログを記録しないとするVPNサービスがFBIに提出したログとは?
2017年10月18日
Source: スラッシュドット