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VPN企業が保存しないと約束している顧客情報を押収しようとしたスウェーデン警察、何も押収できずに帰る

スウェーデン警察の National Operations Department (NOA) が 18 日、顧客情報を保存したコンピューターを押収するため、ヨーテボリにある Mullvad VPN のオフィスに令状を持ってきたそうだ
(Mullvad のブログ記事
The Verge の記事
Ghacks の記事)。

Mullvad では警察が探している情報が保存されていると考える理由はなく、一切の押収はスウェーデンの法律で違法だと主張。同社は No-logging ポリシーによりユーザーアクティビティを保存しておらず、支払いやサポートに関するデータを限定的に保存するのみだという。サービス提供の仕組みを説明した結果、警察は検事とも相談して何も押収せずに撤収。Mullvad は 14 年にわたって VPN サービスを提供しているが、令状を持った捜査機関が訪れるのは初めてとのことだ。

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Source: スラッシュドット