米スタンフォード大学とGoogle Researchらは、ChatGPTなどで制御したキャラクター25人が1つの町で一緒に生活したらどうなるかを検証した研究報告を発表した。研究者らは、ChatGPT(GPT-3.5)とカスタムコードで制御される架空の人格を持ったキャラクターが、高度にリアルな行動で独立して人生を送る、レトロRPGゲーム風(The Simsなど)のバーチャルな町を作成した。各キャラクターは2Dアバターで表現されそれぞれに個性があり、独立して起床や就寝、出勤、仕事、遊びなどを行うという(論文、Cointelegraph、ITmedia)。
アイデンティティーを持ったキャラクター同士が出会い、自然言語で会話、生活に関する情報を交換し、自然言語で記憶を形成することができるという。目標を与えることでバレンタインイベントなどの恋愛的な行動を取ったり、市長選への出馬したりといった行動もしている模様。デモ動画も公開されている。
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Source: スラッシュドット