headless 曰く、
インドの全国会社法不服審判所 (NCLAT) は 3 月 29 日、Google が Google Play を通じてサードパーティのアプリストアを提供する必要はないとの判断を示した
(裁判所文書: PDF、
9to5Google の記事、
Financial Express の記事、
ThePrint の記事)。インド競争委員会 (CCI) が昨年 10 月、Google が Android エコシステムで支配的な立場を利用して反競争行為を行っていると判断した
(プレスリリース)。
CCI は Google Play でのサードパーティアプリストア提供義務付けなど 10 件を Google に命じたため、Google が控訴していた。NCLAT では 10 件のうちサードパーティアプリストア提供義務付けのほか、フォーク版 Android を含めて OEM やアプリ開発者、競合他社への Play Servces API へのアクセス制限禁止、ユーザーによるプリインストールアプリのアンインストール制限禁止、アプリ開発者がアプリをサイドローディングで配布することへの制限禁止の計 4 件を削除するよう CCI に命じた。
その一方で Play Store ライセンス要件としての Google アプリプリインストール義務付け禁止や、デバイスでの Google 検索サービス独占使用や Android フォークデバイスを販売しないことに対するインセンティブ提供禁止、断片化防止義務付け禁止など、計 6 件を支持。133 億 7,760 万ルピーの制裁金も支持し、30日以内に預託するよう命じている。
アプリのサイドローディング配布が制限されなくなると政府によるアプリ配布禁止措置も難しくなる。そのため、今回の NCLAT の判断は Google だけでなくインド政府も安堵させたとのことだ。
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Source: スラッシュドット