マルハニチロは24日、共立製薬と共同でブリ・カンパチを養殖する桜島事業所において、養殖魚向けのワクチン自動接種機の運用試験を開始したと発表した。現時点ではブリで運用試験中で、ブリでの本格運用を早期に確立したのち、養殖魚全般での運用をめざすとしている(マルハニチロリリース[PDF])。
同社は人手で行ってきた養殖魚へのワクチン接種の自動化を検討してきたという。今回、農林水産省の「令和4年度 食品の安全・消費者の信頼確保対策事業」を活用し、共立製薬とワクチン自動接種機の実用化をめざすの取り組みを実施したとしている。自動化が実現すれば、人為的ミスの軽減による商品力向上、従業員の体力的負担の軽減や安全性向上、経費削減、労働人口の減少対策などができるとしている。
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Source: スラッシュドット