日経クロステックの記事によると、利用するプログラミング言語で多いのはJavaやPythonだが、こうした多用されるプログラミング言語でトップ10にも入っていないプログラミング言語が、毎年50万人近く受ける試験に採用されるているという。その「謎」のプログラミング言語が「DNCL」だそうだ。DNCLは「共通テスト手順記述標準言語」と呼ばれるプログラミング言語で「大学入学共通テスト」に採用されているという。主な用途は試験で、プログラムの開発には通常使われないとのこと(日経クロステック、共通テスト手順記述標準言語 (DNCL) の説明[PDF])。
DNCLが試験で使われたのは2002年のセンター試験からで、受験生が取り組んでいたプログラミング言語によって受験の有利・不利の差が開くと問題になるとして、大学入試センターが用意したのがDNCLだという。なおDNCLの略称は「Daigaku Nyushi Center Language」の略と言われるが正式には決まっていないとのこと。
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Source: スラッシュドット