「食べログ」の評価点アルゴリズムの問題は訴訟にまで発展した。過去記事でも取り上げたように賠償命令が出る判断が下されているが、この際、公開されたのは判決の結論部分のみだったという。文春オンラインの記事によると、これは食べログ側が、訴訟の当事者以外は見られないようにする閲覧制限を申し立てたためだという。裁判所は食べログ側の申し立てを、どの程度認めるのか検討し、アルゴリズムの変更などについて言及している部分がようやく閲覧できるようになったそうだ(文春オンライン)。
これを報じた上記の記事によると、点数急落の対象となったチェーン店に関しては、いわゆるフランチャイズチェーン店はその対象とされる一方、ファミリーレストランやファストフード店はその対象とされなかったとしている。また2月14日、食べログのサイト上の店舗名の横に表示されていた「関連店舗」というボタンが消える処置がされたという。ボタンは点数が下落した『飲食チェーン一覧』のページにリンクされていた。この変更により、自分のお店がチェーン店ディスカウントの対象となっているかどうかが、すぐには分からなくなったとしている。
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Source: スラッシュドット