総務省は9日、「5Gビジネスデザインワーキンググループ(第3回)」をオンラインで開催した。その中で通信事業者ごとの5G基地局の整備状況などの現状が示されたという。曰く、NTTドコモや楽天モバイルは高周波数帯、KDDIやソフトバンクは低~中周波数帯の基地局が多くなっているという。またミリ波と呼ばれる28GHz帯の人口カバー率については、4キャリアとも0.0%とほぼ使われていないようだ。ミリ波で扱う通信量も0.2%にとどまっている(ケータイ Watch)。
その中で楽天モバイルは3.7GHz帯(Sub6)の屋内・屋外基地局数は、2022年第2四半期で7383局。28GHz帯(ミリ波)では7198局となっており、「特にミリ波の屋外基地局数は、他社の2倍以上」あるとアピールした。ただミリ波はトラフィック的には、ほとんど使われていないという。4G LTEも含めた4キャリアの月間総トラフィックのうち、ミリ波が占めるのはわずか0.01%だったとしている。
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Source: スラッシュドット