Microsoft がサポート診断ツール (MSDT) および MSDT プラットフォームを使用するレガシートラブルシューティングツールについて、Windows 11 の次のリリースで廃止する計画を正式に発表した
(Microsoft サポートの記事、
Neowin の記事)。
Windows 10 のトラブルシューティングツールはすべて MSDT プラットフォーム上で動作するが、Windows 11 では「問い合わせ」アプリ上の新しいトラブルシューティングプラットフォームへの移行が進められている。
今後の計画としては、Windows 11 バージョン 22H2 でレガシートラブルシューティングツールの一部について、新しいトラブルシューティングプラットフォームへの移行を 2023 年に開始する。移行するトラブルシューティングツールはオーディオや Bluetooth、プリンターなどで、サポートページ内のリンクから新しいプラットフォーム上で起動できる。Windows 10 でも実行可能だが、移行はされないようだ。
2024 年には移行が完了し、次の Windows 11 リリースでは移行対象外のレガシートラブルシューティングツールが削除される。2025 年には MSDT プラットフォームが削除されるとのこと。Windows 11 Insider Preview ビルド 20276 の MSDT では 2025 年の廃止を知らせるテキストが隠されているのが見つかっているが、この計画に一致する。
なお、Windows 11 バージョン 22H2 およびそれ以前の Windows バージョンは MSDT 廃止の影響を受けないほか、2023 年から MSDT への表示が始まる廃止計画のメッセージも表示されないと説明されているが、Windows 11 バージョン 22H2 では新プラットフォームへの移行のみで削除されるものがないという意味なのか、説明が間違っているのかは明確でない。また、「次の Windows 11 リリース」がすべて同じバージョンを示しているのか、いつまで Windows 11 に次があるのかといった点も不明だ。
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Source: スラッシュドット