工場から出た排水を処理する装置の開発を行っている松山市にある水処理メーカー『愛研化工機』は、「ネット・ゼロ・エネルギー型排水処理システム」を開発したそうだ。排水の処理には大量の電力が必要だが、このシステムでは、排水の浄化だけでなく、処理過程でエネルギーを生み出し発電することもできるらしい。同社はこの装置で特許を取得、政府が1月に発表した「ものづくり日本大賞」で優秀賞を受賞しているとのこと(NHK)。
この装置では、「グラニュール」という微生物を用いて、排水に含まれる有機化合物をメタンガスに転換、メタンガスを装置の中で燃焼させることで発電する仕組みになっているという。電気は排水処理装置の動力として利用することで、工場の電気の使用量を大幅に削減できるとしている。
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Source: スラッシュドット