チェルノブイリで中性子線量モニターの数値が上昇しているという。Scienceに掲載された記事が元となっている。ニューズウィークの記事によれば、反応炉の下方にある「原子炉下部区画305/2」と呼ばれる場所で、中性子線量が過去4年間で2倍近くまで増加しているとしている。一因としてチェルノブイリに新設された新安全閉じ込め構造物が影響を及ぼした可能性も指摘されているが実態は不明。この指摘に対してロシア科学アカデミーはプレスリリースを出し、先のScienceの記事に対して、注目を集めることを目的ものだとする否定的な見解を出している。(Science、The Independent、ニューズウィーク、Sputnik、ロシア科学アカデミー)。
あるAnonymous Coward 曰く、
サイエンス誌が警鐘 チェルノブイリに危機再燃か
https://jp.sputniknews.com/science/202105158384434/チェルノブイリで再び核反応くすぶる 中性子線量が上昇中
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/05/post-96333.php
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Source: スラッシュドット