headless 曰く、
ナミケダニを研究する米アリゾナ大学の Justin Schmidt 氏が捕食者の少なさを疑問に思い、自ら味を確認したそうだ
(アリゾナ大学のニュース記事、
論文)。目立つ真っ赤な色で豆粒ほどの大きさのナミケダニは動きが遅く、数も多いため容易に捉えることが可能だが、実際にナミケダニを捕食するのはウスバカゲロウの幼虫 (アリジゴク) ぐらいで、トカゲやカエルは近くにいても無視するという。時にはトカゲがナミケダニをなめてはみたものの、そのまま退却する様子も観察されるとのこと。
そこで、Schmidt 氏はナミケダニの味を確認することにし、舌先に乗せて前歯で少し噛んでみたそうだ。しかし、1 ~ 2 秒で苦くスパイシーで嫌な味が口中に広がり、慌てて吐き出すことになる。この味を Schmidt 氏はキニーネとハバネロを合わせたような味だと形容している。
一方、ナミケダニの餌となるのはシロアリの羽アリで、ナミケダニはシロアリの巣を襲って働きアリを殺すことはあるが、羽アリしか食べないとのことだ。
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Source: スラッシュドット