福島大学と山形大学、奈良教育大学の共同研究によると、奈良公園のシカは、周辺地域に生息するシカとは異なる遺伝子型を持っていることが分かったそうだ(NHK、読売テレビニュース[動画])。
研究チームは、20年ほどかけて奈良公園周辺や紀伊半島各地に生息しているニホンジカ、およそ300頭の遺伝子のサンプルを収集・解析したところ、奈良公園のシカから独自の遺伝子型が発見されたという。これはほかの地域のシカからは全く検出されていないとのこと。奈良公園のシカの集団は少なくとも1000年以上、別の集団との交流が無かったことが判明したとしている。
| バイオテック
| ニュース
| サイエンス
|
関連ストーリー:
新型コロナと鹿せんべい。奈良公園のシカにさまざまな影響?
2020年09月28日
Source: スラッシュドット