Apple Books がデジタル処理によるナレーション付きオーディオブックを作成できる Apple Books デジタルナレーションを静かに発表していた
(iTunes Connect Resources and Help の記事、
Apple Books for Authors の記事)。
Apple Books デジタルナレーションは先進の音声合成技術と言語学者や品質管理専門家、オーディオエンジニアのチームにより、高品質なオーディオブックを電子書籍から生成する。英語の電子書籍を Apple Books で販売するインディー作家や小規模出版社向けのサービスで、作品がパブリックドメインではなく、著者自身が作品のオーディオに関する権利を保有しているなどの条件が付く。
Apple ではデジタルナレーションを人間のナレーターによるナレーションを補完するものと考えており、引き続き人間によるナレーションを推奨しつつ、より多くの作品をオーディオブックとして提供できるようにしたいとのこと。この件は昨年 12 月 15 日に Apple Books の更新情報として発表されていたが、メディアが気付いたのは今年に入ってからのようだ
(The Guardian の記事、
The Verge の記事、
9to5Mac の記事、
Mac Rumors の記事)。
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Source: スラッシュドット