日本では11月4日からSpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」が沖縄県や小笠原諸島などを除く全域で利用可能となり、個人向けプラン「レジデンシャル」が提供されている。一方で米国時間の4日、利用ポリシーが更新され、一般家庭向けプランで日中のデータ使用量制限を北米などの一部地域で開始したそうだ。制限の対象となるのは北米でも提供されている前述の「レジデンシャル」プラン(Starlink、CNET、Gadget Gate、GIGAZINE)。
同プランではこれまでデータ使用量は無制限となっていたが、12月からは1か月1TBの「優先アクセス」枠が設定されるという。1TBを超えると通信速度が制限される。どの程度の制限がかかるのか優先アクセス枠では基本アクセスよりも優先して接続され、1TB分の枠を使い切ると本アクセスに移行する。基本アクセスでは混雑時には優先アクセスと比較して速度が遅くなる。朝7時から夜11時の通信は優先アクセスのデータを消費、午後11時から午前7時までは優先アクセスの対象外となる。
速度低減がどの程度かは不明だが、ビデオストリーミングなどに影響が出る可能性があるレベルらしい。国内でもサービスの普及が進めばこうした制限がかけられる可能性が高いと思われる。
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Source: スラッシュドット