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Commodore 64 を 2 台使ったアコーディオン型電子楽器

公開からは既に 2 週間ほど経過しているが、スウェーデンのミュージシャンでエンジニアの Linus Åkesson 氏が Commodore 64 を 2 台使い、アコーディオン型の電子楽器「Commodordion」を完成させたそうだ
(linusakesson.net の記事
Ars Technica の記事
動画)。

Commodordion はよくあるガワだけ使ったお手軽工作ではなく、Commodore 64 自体を楽器として用いるものだ。カセットデータレコーダーをエミュレートするデバイスから BASIC のプログラムをロードし、Commodore 64 内蔵のサウンドチップ SID で音楽を演奏する。右手側のキーボードはクロマチックアコーディオンのボタン配列になっており、左手側はキー入力による和音演奏や、リアルタイム入力でプログラム可能なループによる伴奏が可能だ。

アコーディオンの蛇腹部分は 5 インチフロッピーディスクのエンベロープを貼り合わせて作られており、伸縮時の風がマイクに当たったノイズから生成した音のエンベロープを用いて音量を変化させる。なお、蛇腹を作るために使用したのはデータ記録に使用できないフロッピーディスクであり、貴重な状態のいいフロッピーディスクを破壊してはいないとのこと。

Åkesson 氏は Commodore 64 とスプリングリバーブを組み合わせてチャーチオルガンの音色を再現する Sixtyforgan や、Commodordion の右手側でも使われているリアルタイム演奏用プログラム Qwertuoso でクロマチックアコーディオンのボタン配列による演奏を昨年デモしているが、これらは Commodordion のスピンオフとでも呼ぶべき作品だという。なお、クロマチックアコーディオンのボタンは千鳥状に配置されており、配置の似た QWERTY キーボードで音楽を演奏するのに適しているとのことだ。

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Source: スラッシュドット