11 月 8 日夜は日本全国で観察可能な皆既月食が起こり、小笠原諸島を除くほとんどの場所で月食の最中に天王星食が起こる
(国立天文台のニュース記事、
解説記事、
動画、
NASA のブログ記事)。
月の部分食は 18 時 9 分から始まり、19 時 16 分には皆既食となる。月の出は札幌で 16 時 10 分、那覇で 17 時 37 分であり、皆既食となる時間帯には多くの地域で観察しやすい高度になるとのこと。19 時 59 分には食の最大となり、皆既食は 20 時 42 分、部分食は 21 時 49 分に終わる。月が天王星を隠す天王星食は那覇で 20 時 13 分 ~ 20 時 54 分、東京で 20 時 41 分 ~ 21 時 22 分、札幌で 20 時 49 分 ~ 21 時 47 分に起きる。
観察可能な場所は異なるものの天王星食はよく起こっているが、天王星は肉眼で見える限界の明るさであり、特に満月時の観察は難しい。今回は国内多くの地域で皆既月食中に天王星の潜入が始まるため、比較的観察しやすい。当日は国立天文台三鷹キャンパスからのライブ中継など映像配信も行われる。
皆既月食中に惑星食が起こるのは大変まれなことであり、日本で前回起こったのは 1580 年 7 月 26 日の土星食、次回は 2344 年 7 月 26 日の土星食だという。皆既食に限定しない月食中の惑星食という条件では 2014 年 10 月 8 日の天王星食があてはまるが、次回は変わらず 2344 年 7 月 26 日の土星食とのことだ。
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Source: スラッシュドット