東京港区のIT企業、ショーケースは25日、同社が提供する電子商取引(EC)サイト向け入力フォームのプログラムが外部から改ざんされ、少なくとも3800件以上のクレジットカード番号やセキュリティーコードが流出した可能性があることが分かった。同社の入力フォームはエービーシー・マートなど複数の企業に導入されているとのこと(ショーケースリリース[PDF]、NHK、共同通信)。
pongchang 曰く、
「エービーシー・マート」のサイトで、ことし7月24日から26日までに入力フォームを使った利用者のおよそ2300件のクレジットカードの番号やセキュリティコードなどが流失したおそれがあるとされていた。
入力フォームを提供していたショーケースの報道発表(2022年10月25日)によると、「2022年7月26日顧客から、「フォームアシスト」のソースコードに不審な記述がある旨の指摘を受け、直ちに、当社において運営するサービスのソースコードを調査いたしました。調査の結果、冒頭に記載しましたとおり、対象サービスにおいてシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスにより、ソースコードの書き換えがなされ、一部のお取引先様のウェブサイト等において入力された情報が外部へ流出した可能性があることが判明いたしました。」としている。
ABCマートも「既に弊社ではショーケース社のサービスの切り離しを行っております。また、第三者調査機関によるフォレンジック調査を実施し、当該サービス以外の理由による個人情報の漏えいが無いことおよび本サイトのプログラム改ざん、サイト実行環境への不正アクセスが存在しないことを確認いたしました。上記を踏まえ、本サイトでのクレジットカード決済機能は、本日2022年10月25日再開予定となりますが正式な日程につきましては、あらためまして本サイトにてご案内いたします。 」としている。
NHKの報道では、「ユーキャン・富士フイルムイメージングシステムズ・出光クレジット」もこのショーケース社のフォームアシストの影響を受けたとしている。
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Source: スラッシュドット