米テキサス州のダラス・フォートワース国際空港 (DFW) 周辺の広い範囲で現地時間 17 日から GPS 干渉が発生し、およそ 1 日半にわたって続いたそうだ
(Ars Technica の記事、
John Wiseman 氏のツイート、
GPSJam の GPS 干渉マップ)。
干渉が発生したのは現地時間 17 日 12 時 ~ 13 時とみられ、連邦航空局 (FAA) は DFW から 40 海里以内で GPS が信頼できない状態だというアドバイザリーを 14 時 51 分付で出したそうだ。干渉は翌日まで続き、DFW の滑走路 1 本が使用できなくなっていたが、23 時頃には解消したという。FAA によれば故意に妨害が行われた証拠はなく、原因の調査を進めているとのこと。GPSJam の John Wiseman 氏は今回のように広い範囲に影響し、軍のテストや訓練との関連が明らかでない GPS 干渉が米国内で発生するのは珍しいと指摘している。
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Source: スラッシュドット