世界保健機関(WHO)は7日、中国シノファームが開発したCOVID-19ワクチンの緊急使用リスト(EUL)入りをすると発表した。欧米以外で開発されたワクチンの承認はこれが初めて(WHO、BBC、NHK、Record China、Yahoo!ニュース)。
EUL入りしたことにより、国際的なワクチン配布の枠組みである「COVAX」での配布も可能となる。シノファーム製ワクチンは2回の接種が必要なタイプ。通常の冷蔵庫で保管できるなどの特徴を持つことや容器側に高熱環境課に置くと変色するラベルが取り付けられているといった特徴がある。WHOは品質、安全性、有効性、リスク管理計画、およびコールドチェーン要件などの観点から評価を行い、さらにシノファームワクチンに関してはWHOが生産施設の立入検査を行ったと説明している。
| 医療
| 中国
|
関連ストーリー:
EU、中露が偽情報を流して欧米製ワクチンの評判を損ねる工作をしていたとする報告書
2021年05月06日
IOCのバッハ会長、オリンピックで中国製のワクチンを提供する考えを表明
2021年03月12日
中国と南アフリカでCOVID-19の偽ワクチン密売組織が摘発される。ICPO発表
2021年03月10日
中国で偽コロナワクチンの販売グループが摘発。注射器3000本以上が押収される
2021年02月05日
ワクチン配布の枠組みCOVAXが当面の供給計画を発表。日本への初回配分はなし
2021年02月05日
日本国内で密かに出回る中国製の未承認ワクチン。毎日新聞
2021年01月07日
COVID-19治療薬の独占禁止を求める声に対し、中国は自国でワクチンが開発された場合「公共財化」すると述べる
2020年05月21日
Source: スラッシュドット