失読症に苦しむ息子の読み取りを補助するデバイスを発明した英国の女性が「Word Windows」という名前で製品化しようとしたところ、Microsoftから異議を申し立てられたそうだ
(BBC News の記事、
Northampton Chronicle and Echo の記事、
Neowin の記事)。
自身も失読症と診断されているという女性が発明したのは定規にハンドルを取り付けたような形状のデバイスで、ハンドルを握りこむことで定規部分に開けられた読み取り窓の大きさが変化する。
女性は Word Windows を製品化し、7 月の発売を計画していたが、発売日の 9 日前になって Microsoft の弁護士から商品名に異議を申し立てる書状が届いたという。
交渉は難航したようだが、最終的に「Windows」の「s」を外して「Word Window」にすることで Microsoft も合意し、英国の 2022 年失読症啓発週間 (10 月 3 日 ~ 9 日) に合わせて発売したとのことだ。
| 書籍
| ハードウェア
| マイクロソフト
| 教育
| Windows
|
関連ストーリー:
WSATools が Microsoft Store から一時削除された理由、その一つは名称だった
2021年11月27日
洋梨のロゴをめぐるAppleとPrepearの商標争い、Prepearが葉の形を変えることで和解へ
2021年02月12日
Apple、ドイツの自転車道「リンゴの道」のロゴに対し商標違反だとして使用禁止を求める
2019年05月07日
Microsoft Store、名称に「Windows」を含むサードパーティアプリを禁止?
2018年02月24日
EU裁判所、「Skype」という名称は「Sky」に似過ぎているとして商標登録を拒否
2015年05月07日
Microsoft、クラウドサービスの「SkyDrive」を「OneDrive」に改称
2014年01月29日
Source: スラッシュドット