YouTubeにはユーザーの動画視聴履歴などに基づきおすすめの動画を表示するという機能があるが、Mozillaが9月20日に発表した調査によると、これらのボタンは、ほとんど役に立たないものなのだそうだ(Mozilla Foundation、Forbes JAPAN、GIGAZINE)。
MozillaはオープンソースツールのRegretsReporterを使用して調査を実施した。対象者は同ツールのダウンロード利用者約2万人とされる。ユーザーはYouTubeに表示されるおすすめ動画を変更するため、「低評価」や「興味なし」、「チャンネルをおすすめに表示しない」といったボタンを使用しているが調査の結果、「興味なし」ボタンを使用しても、類似の動画のレコメンドがわずか11%減少しただけで、「低評価」ボタンの効果も12%にとどまっていたという。最も効果があるのは「チャンネルをおすすめに表示しない」ボタンだが、その効果も43%にととまっていたとしている。調査対象者の約40%が、これらのボタンが役に立たないと回答していたとしている。
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Source: スラッシュドット