英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、3Dプリンタ付きのドローンの群れをプログラムして建物等を構築するドローンロボットを開発した。自然災害時に破壊された建物の再建などに活用できるという。PetaPixelの記事によると、このドローンはミツバチやスズメバチが群体で協力して材料を堆積、大きく複雑な構造物を作り上げることにインスパイアされて開発されたそうだ(論文[PDF]、PetaPixel、動画)。
3Dプリント技術と飛行ドローンを組み合わせることは非常に困難だったという。最大の問題となったのは精度で背の高い構造物を安定的に構築するためには、材料を下の層と寸分違わず積層していく必要がある。しかし、ドローンは飛行中にドリフトする傾向があり、適切な場所に留まらせることは困難だった。開発チームは3Dプリンタ側のヘッドの構造を工夫することによりこの問題を解決したという。
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Source: スラッシュドット