標的型暴力とテロリズムを防ぐプロジェクトに対する米国土安全保障省 (DHS) の補助金プログラムで、ビデオゲームを通じた過激主義者の活動拡大を防ぐプロジェクトに補助金 699,763 ドルが支給される
(Ars Technica の記事、
Motherboard の記事)。
プロジェクトは Middlebury Institute of International Studies at Monterey の Center on Terrorism, Extremism, and Counterterrorism (CTEC) および、ビデオゲームにおける精神衛生を専門にする非営利組織 Take This と オンラインでの問題行動解決に取り組む Logically が共同で実施し、ゲームにおける過激主義を理解するための枠組みを開発する。
ゲームを通じた暴力的過激主義の拡大は昨年 12 月に国連が開催した専門家による円卓会議でも議題となっているが、ゲーム開発者は規模にかかわらず、過激主義者がどのようにゲームを悪用してその思想を広げていくのかについて理解が遅れているという。プロジェクトでは過激主義者を監視してゲームの悪用を防ぐためのリソースの開発や、ゲーム開発者やコミュニティマネージャーなどが過激主義を防ぐためのワークショップ開催なども行うとのことだ。
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Source: スラッシュドット